2008年 06月 01日
紫式部の足跡・・・石山編・・・
先日5月30日に紫式部の足跡を追って石山寺(滋賀県)へ行きました。
穏やかな流れの瀬田川・・石山寺はその川沿いの南側、伽藍山の山麓にあります。
歴史を振り返ってみますと・・・・
天平19年(747年)に良弁僧正が石山寺を開基したとされます。
寛弘元年(1004年)紫式部がこの寺に参籠し「源氏物語」を書き始めたとされます。
承暦2年(1078年)に雷災で本堂が半焼。
永年元年(1096年)本堂(国宝)を再建・・・今の本堂は約910年前の建物です。
石山寺は奈良時代から観音様の霊地とされ、本尊の秘仏如意輪観音像は聖徳太子がお伝えになり、縁結び、安産、福徳などに良いとされています。
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源氏物語について・・・
村上天皇皇女選子内親王が珍しい物語を一条院の后上東門院に所望したが、手元の持ち合わせがなく、女房の紫式部に新作の物語を書くよう命じた。
紫式部は祈念のために、石山寺に七日間籠った。折りしも8月15夜の月が琵琶湖に映えて、それを眺めていた式部の脳裏にひとつの構想が浮かんだ・・・・
「今宵は十五夜なりけりと思い出でて、殿上の御遊恋ひしく・・・・・・」と、源氏物語は書き始められたました。
この部分は・・・・「須磨の巻」に生かされることになりました。
以上・・・・石山寺・資料を参考にしています・・・・・
左・・月見亭
右・・紫式部・源氏の間(65段の階段を上がった本堂にあります)
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この日はたくさんの参詣者が来られてました。 名物のシジミ釜飯を頂きました。
今回・・石山寺へ参詣して・・少しは源氏物語を理解できればと思っております・・・・
この他にも・・・・気まぐれ写真集にもあります・・・・
by 117k
| 2008-06-01 11:36
| 街角散策