2008年 12月 12日
京都散策・・・映画100年の街
千年以上の歴史に彩られた王城の都・京都には数々の伝説や伝承、歴史に関して由来する地名や町名が今も残っています。中々読めない名前ばかりです。
例として・・・不明門通・・一口・・直違橋・・などなど
そのような難しい地名に「帷子(かたびら)の辻」があります。
由来としては・・・
①・・この地は上嵯峨、下嵯峨、太秦、常盤などへの分れ道であった・・・そのみちの方向が北側ばかりに延び、南には道が無く、片側に分岐していたことから「カタビラ」の地名につながったと云われています。
②・・それとは別に、嵯峨天皇の皇后さまである檀林皇后の嵯峨深山谷への葬送の際、棺を履った帷子の衣が風に落ちたところと云う伝えもあります。
その「帷子の辻」は映画の街です。嵐電・帷子ノ辻駅前を少し歩きますと「大映通リ商店街」があります。
商店街の入り口には、その昔、俳優さんや映画関係者が食事と休憩に行った「食堂・つたや」が今も盛業中です。商店街の中ほどに「三吉稲荷」があり、そこに映画の父「牧野省三」の碑があります。昔、大映京都撮影所であった所(今は、太秦中学校)には、ベネチア国際映画祭でグランプリに輝いた「黒沢明監督・羅生門」のレプリカが置かれています。
京都に映画が生まれて今年で100年になります。大映商店街は「キネマストーリー祭」を企画開催して映画をPRしています。
・・・100年前に、京都で初の本格的な劇映画・・本能寺合戦・・がマキノ監督により製作されました・・
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この映画通リでいろんな話を聞き、そして美味しいつたやさんの昼食を頂きました。
映画ゆかりの地として・・・・
糺の森・・・・・・・・「浪人街」 「華の乱」
鴨川の中洲・・・・「京都迷宮事件」 「パッチギ」・・・この場所は他にもTVドラマでよく出てきます。
by 117k
| 2008-12-12 10:17
| 街角散策