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北九州の文学を訪ねて・・・和布刈(めかり)神社・・・

文学には縁遠い生活をしていますが、著名な作家の足跡に触れるのもいいかと思い「門司・小倉・博多」を訪ねました。
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JR門司駅から車で10分ほどの所に和布刈(めかり)神社があります。
今年生誕100周年になる松本清張が「小説・時間の習俗」で次の様に紹介しています。
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『海峡は狭い。夜目にも潮の流れの速いことがわかった。これからはじまる和布刈神社の陰暦元旦の神事は古来、変わることがない。それは何百年もつづいた伝承だった。
神事はきまって、旧暦の大晦日の真夜中から元旦の未明におこなわれる。骨を刺すような寒夜に3000人ほどの観衆は・・・・・・・・。午前2時半ごろが干潮の時間、神事の最高潮でもある。社殿から鳥帽子狩衣姿の神主が、大きな竹の束を抱えて降りてきた。つづいて神官が階段から数人降りてくる・・・・・』 
・・・・・・・・「時間の習俗」より抜粋・・・・・・

真夜中にすべての灯りを消して冬の海に入って若布を刈る神事・・・・・
この岬は関門海峡の九州の突端。対岸は下関側の壇ノ浦・・・海風が強い日でした。

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・・・・早鞆の潮薙ぎの藻に若布刈るかな・・・・・・・・・・雲屏
・・・・夏潮の今退く 平家亡ぶ時も・・・・・・・・・・・・・・・高浜虚子

次回は、レトロ地区を散策です・・・・・
by 117k | 2009-03-11 10:39 | 街角散策