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県境の謎・・・・その2

このところ、小春日よりかと思えば、木枯らしが吹いてますが、風邪を引かないようにしたいものですが・・・・
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今日は、先日の興味本で紹介しました「県境の謎」・・浅井建爾著・・より抜粋・・・・
「県境を越えた和歌山県の飛び地」・・・について

全国にある飛び地のほとんどは同じ県にあるのですが、和歌山・奈良・三重の三県の県境に交わるところに、瀞峡があります。その近くに和歌山県の飛び地が二つあります。
東牟婁郡の北山村熊野川町(現・新宮市)の一部が奈良と三重県に挟まれた格好でありす。
中でも北山村は和歌山からそっくり飛び出た形です。これは珍しく、面積も飛び地では日本一です。練馬区と同じ広さだそうです。
何故、このような飛び地が生まれたかは昔の廃藩置県までさかのぼらないといけませんが、明治4年に和歌山藩・田辺藩・新宮藩がそれぞれ和歌山県・田辺県・新宮県となりその後、統一して和歌山県になった。
同じ日に・・おとなりの大和国を一国にする奈良県が出来て紀伊と大和の国境が県境に改められた。
ところが・・・・現在の三重県南部を領域とする度会県と奈良・和歌山との県境は旧国の境界ではなくて、北山川および熊野川(新宮川)に定められた。
これによって、旧新宮県は熊野川で和歌山県と度会県とに分割された。

難しい話のようですが・・・・
紀伊と大和の国境と、北山川および熊野川の流れは同じと思われたようです。

そこに住んでいる方は不便を強いられたようですが、奈良県に編入せずに和歌山に留まった。
それは、熊野杉の産地として杉を和歌山の新宮市に輸送して経済的に強く繋がっていたのです。
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これも生活のうえでの考えでもあり、強い県民性のあり方なんでしょうか・・・・


県境の謎・・・・その2_e0041168_9581040.gif

by 117k | 2008-11-28 10:01 | 興味本・・・